Q&A【宿泊編】

Q1. せっかくなのでホームステイを体験したいと思っています。良い点、気をつけるべき点はどこでしょうか。

A1. ホームステイはフランス人のありのままの日常や生活習慣、考え方に触れることができる貴重な体験で、BLSでもおすすめしている宿泊方法です。ちょっとしたことですが、買い物や料理、洗濯の仕方も日本人のやり方とは違って興味深いかもしれません。また多くの人はニュースや政治的話題にも詳しくて驚きます。日頃、いろいろなことにあえて議論をしない日本人には、なかなかいい特訓になりますよ。

初対面でも人当たりが良く、温かく感じる事が多いと思います。それは緊張して渡仏する留学生にはほっとする瞬間です。ただ、対人関係の距離を近く感じられても最低限のマナーは世界共通。何かあやまりたいことがあっても言葉が通じないからいいや・・・とあいまいにするのは、マナー不足として伝わってしまいます。わからなくてもできるだけ理解しあう努力、人と向き合う姿勢を忘れず過ごしていただければ(当たり前のことなのですが)、ご自身にとっても快適な滞在となりますよ。

ホストファミリーとの距離感は家族によって異なりますが、基本的にはお互いのプライバシーや時間はきちんと守られています。いい意味で自由に(もちろん常識の範囲内ですが)させてくれます。高校生が夏休みの間に1ヶ月滞在して、本当の家族のように親密に・・・というのとは少し違うかもしれませんので、そのあたりは頭に置いておいてくださいね。

 

良い点:

①フランス人の本当の日常を体感できる。生活習慣、人間関係など。

②自分の意見をいうこと、討論の練習ができる。ただし、宗教問題などデリケートな題材には自分から触れないほうが無難。

③食事の時間以外は基本的にフリー。自分のリズムで行動できます。

④プライベートはきちんと守られています。逆に、共用の場所と立ち入りしてはいけない場所の確認を。

 

注意すべき点:

①節約家が多いので、電気や水の無駄遣い(実際、日本と比べてとても高いです)には注意!これがよくトラブルのもとになります。

②普段の食事もコース形式ですが、多くの家庭はすごくシンプル。前菜にサラダや野菜をゆでただけのもの、メインにチキンロースト、デザートにフルーツといった感じ。レストランのようなものは期待しないでくださいね。アレルギーや好き嫌いがある場合、量が多くて食べられない場合には遠慮なく相談してみましょう。

③自分の毎日の予定を伝えて、すれ違いのないようにしましょう。門限があるのかどうか、また食事がいらない場合には予め伝えておきましょう。

④ホテルではないですし、受身では逆にもったいないと思います。ファミリーが困っていたら家族の一員として手伝いを買ってでてみましょう。