Lupercalia 2月のルペルカリア祭

Mosaïque du calendrier de Thysdrus (Musée de Sousse Tunisie)

Ave Quiriti ! 皆さんこんにちは!

前回は、ローマのカレンダーを紹介しました。かなり複雑な話でしたね!

それでは、なぜ10番目の月という意味のdecemberは英語で12月になったのだったでしょうか。

答えはこちらです。
 

今年はローマの行事をテーマにしたいと思います。

ローマ人にとって最後の月、febrarius(2月)の ルペルカリア祭を最初に紹介します。

その祭についてはプーブリウス・オウィディウス・ナーソー という作家が著書、『祭暦』 で書きました。

ルペルカリア祭は2月13日から15日まで行われる、一年を清めるための祭でした。現在のヴァレンタインデイの元だといわれていますが、関係ないという学者も多いです。

まず、ローマの双子が狼に育てられたというルぺルカル洞窟で、ファウヌスという神の神父が雄羊を殺しました。そのあと、二人の青少年がローマを駆け回り、その雄羊からできていた鞭で子どもを望む女性たちを叩いていたそうです(叩かれると子供を授かると言われていました)。ちょっとワイルドなお祭りですね!

Andrea Camassei, Fiestas Lupercales, óleo sobre lienzo, 238 x 366 cm, Madrid, Museo del Prado, 1635

ちょっとラテン語おぼえましょう。

Lupus 狼

Lupa 雌狼、売春婦

Lupercal  ルぺルカル洞窟

Lupercalia ルペルカリア祭

フランス語のみですが、こちらでオウィディウスの文書が見れます。

http://bcs.fltr.ucl.ac.be/FASTAM/F2-243-474.html

Salve!また今度!

Zelia

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