Mens sana in corpore sano 【健全な精神は健全な身体に宿る】

Ave Quiriti ! 皆さんこんにちは!

 

5月のラテン語の諺です!すみません、4月は忙しくてとばしてしまいました...。

前回はCarpe diem、カルペ・ディエム、 「その日を摘め」という言葉を説明しました。

では、それの意味は何でしょうか。「毎日好きなことをして」か「毎日を無駄にしないで」?

答えはこちらです。

今日はスポーツとよく繋がっているラテン語のフレーズを紹介したいと思います。


 

Mens sana in corpore sano メンス・サナ・イン・コルポレ・サノ

【健全な精神は健全な身体に宿る】

 

デキムス・ユニウス・ユウェナリス(Decimus Junius Juvenalis, 60年 – 130年)の『風刺詩集』第10編第356行です。

その言葉はよくスポーツのスローガンとして使われていました。よい精神を持ちたいなら運動しましょう。

だが、実は ユウェナリスが言いたかったことはほぼ逆です!

『風刺詩集』第10の続きはMens sana 「健全な精神」を注目しています。

orandum est ut sit mens sana in corpore sano.

fortem posce animum mortis terrore carentem,

qui spatium vitae extremum inter munera ponat

naturae, qui ferre queat quoscumque labores,

nesciat irasci, cupiat nihil et potiores

Herculis aerumnas credat saevosque labores

et venere et cenis et pluma Sardanapalli.

 

簡単に翻訳すると、人生では一番祈るべきは健全な精神です(望むとしても健康な身体のことだけ)。健全な精神というのは死を怖がらなくて、一生懸命働いて、怒りなくも欲望もなく、地上の誘惑より努力して美徳を目指す精神です。

ずいぶん違う意味になりますよね。 ユウェナリスはたぶん運動のことを全く考えなかったです。
 

それでも、現在の意味も正しいと思いますので是非体を動かしましょう!^^

 

ではまた今度!

Salve !

 

Zelia

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