Villa 【ラテン語の単語・ウィッラ】

Ave Quiriti ! 皆さんこんにちは!

2019年のテーマ、「ラテン語の単語」の第2回です!

今日は「Villa・ウィッラ」について話したいと思います。

 

日本語でヴィラといえば高級の別荘のイメージがしますが、ラテン語のVillaは元々牧場やファームでした。一つの家族が住んでいて奴隷と一緒にみんなのための食べ物を作っていました。食べない分を売ったりしました。偉い家族は都会でDomus・ドムスを持って街で用事があった時はそこで溜まっていました。時々Domusの方がメインであって、ゆっくりしたかったときはVillaのほうに休んでいきました。そこでVillaはだんだん高級の別荘の意味で使われました。

写真 農業タイプのウィッラ

写真 ポンペイの高級ウイッラを真似した、カリフォルニアにあるVilla Getty

Villaという言葉は第1変化名詞でこのように変化します。

    単数   複数
 主格 villa

屋敷は

villae

複数の屋敷は

 呼格 villa

屋敷!

villae

複数の屋敷!

 対格 villam

屋敷を

villas

複数の屋敷を

 属格 villae

屋敷の

villarum

複数の屋敷の

 与格 villae

屋敷に

villis

複数の屋敷に

 奪格 villa

屋敷から

villis

複数の屋敷から

建物だから呼格はとてもおかしいですが!

練習しましょう。次の文章を日本語で翻訳してみましょう!新しい言葉も出ますが、フランス語や英語を使って想像してみて下さい。

① Villae Romanae magnae sunt !

② Iulius dominus villae est.

③ Iulius magnae villae habitat.

答えは下にあります。

ラテン語の「Villa・ウィッラ」からヨーロッパの言語にたくさんの単語が生まれました。

例えば、フランス語で「Village・村」と「Ville・都市」はたくさんのVillaの群れですね。

「Vilain・悪人」という言葉もVillaから来ます。どうやって「別荘」から「悪人」までの意味になったのかな?それはもともとVillanusは村に住む貴族でない人でした。社会的な意味から道徳的になりました。立場の低い人は道徳も低いと考えてVilainはよくない人を表してしまいました。

ちょっとひどい話ですね!

現代フランス語でVilainという言葉は「悪人」の意味にしか使われていません。

ではまた今度!

Salve !
 

Zélia

 

問題練習の答え

① Villae Romanae magnae sunt ! → ローマの屋敷(複数)は大きいです。

② Iulius dominus villae est. → ユリウスは屋敷の持ち主です。

③ Iulius magnae villae habitat. → ユリウスは大きい屋敷に住んでいます。

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