Panem et circenses【パンと見世物 】
ローマのコロッセオに75000人が入れました! Ave Quiriti ! 皆さんこんにちは! やっと涼しくなりました!近畿は大変な夏でしたね。 今から秋をたっぷり楽しんでください!^^ 今日のラテン語です! 5月に紹介した「Mens sana in corpore sano」という言葉の意味は覚えていますか。 覚えていない方はこちらをご覧下さい! 実は今日の言葉は同じくそのデキムス・ユニウス・ユウェナリスの『風刺詩集』第10編から来ます。 Panem et circenses 「パンと見世物 」 又は 「パンとサーカス」 「サーカス」より「見世物 」の方がいいと思います。 サーカスは現代のイメージと違います。 例のコロッセオみたいにアンフィテアトルムで剣闘士や野生の戦い、戦艦、そしてチルコ・マッシモでは有名な戦車競走が行われていました。 ローマのチルコ・マッシモ Panem et circenses 「パンと見世物 」という言葉では、circenses は「何も考えずに遊ぶための見るもの」という意味です。もしユウェナリスが今の時代で生きていれば、テレビやインターネットも対象になると思います。 『風刺詩集』第10編のテーマは願い事です。幸せになりたいなら、神様に願うのは、栄光やお金、美しさでもなく、死を恐れない強い精神です。栄光を求めている偉い人はよく最後に落ちますから。 一つの理由は市民が政治のことはもう興味がありません。政治家はどうでもいいです。したいことはただ食べる事と遊ぶ事です。選挙にも行きません。 2000年前からはそんなに代わりません、人間は! ではまた今度! Salve !...