Jupiter et Juno 【ユーピテルとユーノー】

Jupiter and Juno – Annibale Carracci – 1597 – Farnese Gallery, Rome

Ave Quiriti ! 皆さんこんにちは!

ラテン語のブログでは、今年はローマの神々に注目していきます!^^

前回、ローマの神々の中には元々ローマにいた神と、後にギリシャから運ばれた神がいるというお話をしました。元祖ローマの神の名前は覚えていますか。詳しくはこちらです。

今日は夫婦である二人の神を紹介したいです。有名だから、名前ぐらいみんな知っていると思います。Jupiter ・ユーピテルとJuno・ユーノーです。きょうだいで、サートゥルヌス とレアーの子どもです。ギリシャではJupiter ・ユーピテルはゼウスで、Juno・ユーノーはヘーラーです。

雷霆(ケラウノス)という雷属性の武器を握っているユーピテル (150年、ルーヴル美術館ランス別館蔵)

ユーピテルは天空と気象現象の神でした。後にギリシャのゼウスと同一視されて、その神話がローマに来ました。 例えば、女神だけではなく、人間の女性や少年、50人以上に恋をしました!

結婚の絆を守る女神、妻のユーノー(ギリシャ神話のヘーラー)はやきもちをして不倫を許せませんでした。だけど、夫のユーピテルを責めるより、夫が愛した女とその縁から生まれた子供たちを恨みで追いかけていました。

結婚の女神としてヴェールをかぶっています。多産のユーノーはザクロを握っています。確かにその形や色は豊穣な印象があります。転じて、ローマ人にとっては、お金の女神になりました!


ユーノー・ユガ(Juno Juga)=結びのユーノー と
ユーノー・カプローティーナ(Juno Caprotina)=多産のユーノー

ラテン語でまとめましょう!

Jupiter et Juno dei Romani sunt.

Jupiter deus Graecus Zeus est. Juno dea Graeca Hera est.

Jupiter frater et vir Junonis est. Juno soror et femina Jovis est.

Jupiter deus caeli, Juno dea matrimonii et divitiarum est.

Jupiter feminas amat. Amores Jovis multi sunt.

Itaque Juno invidiosa et irata est !

分かりましたか?

説明は下にあります。

ではまた今度!

Salve !
 

Zélia


Jupiter / et / Juno / dei Romani / sunt.

ユーピテル と ユーノーは ローマの神 です。

Jupiter / deus Graecus / Zeus / est. / Juno / dea Graeca / Hera / est.

ユーピテルは ギリシャの神 ゼウス です。 ユーノーは ギリシャの女神 ヘーラー です。

Jupiter / frater / et / vir / Junonis* / est. / Juno / soror / et / femina / Jovis* / est.

ユーピテルは きょうだい と 夫 ユーノーの です。 ユーノーは きょうだい と 妻 ユーピテルの です。

Jupiter / deus caeli*, / Juno / dea / matrimonii */ et / divitiarum* / est.

ユーピテルは 空の神で、 ユーノーは 女神 結婚の と 富の です。

Jupiter / feminas / amat. / Amores / Jovis* / multi / sunt.

ユーピテルは 女が 好きです。 恋は ユーピテルの 多いです。

Itaque / Juno / invidiosa / et / irata / est !

だから ユーノーは 嫉妬 で いらいらしています。

* この印をつけた言葉は格変化の属格です。意味は「何かの」です。

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