Mare 【ラテン語の単語・マレ】

写真 ローマの元港、オスティア・アンティカ

Ave Quiriti ! 皆さんこんにちは!

前回は第3変化名詞を勉強しながら「名誉のキャリア」について話しましたね。

では、その「名誉のキャリア」の最高の官位は何だったのか覚えていますか。

答えはこちらです。

皆さん、夏休みの間は海にいかれましたか。

今日はMare「マレ」、ラテン語で「海」という意味です。

イタリア語もそのままMareです!

Mareも第3変化名詞ですが中性です。

中性ですから主格、呼格と対格は一緒です。

 単数複数
主格mar-emar-ia
呼格mar-emar-ia
対格mar-emar-ia
属格mar-is   mar-ium
与格mar-imar-ibus
奪格mar-imar-ibus

複数の主格、呼格と対格は「Maria」、聖母マリアと勘違いしないように気をつけましょう。

海に囲まれているイタリアに住んでいるローマ人にとって海はもちろん大切でした。今でもローマの古代の港が見れます。Ostia Antica オスティア・アンティカと言います。ポンペイのように遺跡が大変よく保存されているのに観光客が少ないのでおすすめです。

ローマ人は貿易のために船は良く使いましたが、戦争ではずっと陸地の方が強かったです。それでも地中海全体を支配できました。地中海はローマ人にとって自分の国の中の海と考えていました。だから、Mare nostrum、「マレ・ノステュルム」、我が海と呼んでいました。

写真 ローマ帝国がマレ・ノステュルムを囲む。

第3変化の中性名詞の単語を覚えましょう。

左にあるラテン語の言葉を右の日本語の意味と合わせましょう。

主格、属格を示しています。かっこにフランス語のヒントがあります。

① corpus, corporis (le corps humain)                             A 道

② caput, capitis (la capitale d’un pays)                          B 口

③ os, oris (un examen oral)                                          C 法律

④ flumen, fluminis (une route fluviale)                          D 名前

⑤ iter, itineris (le bon itinéraire)                                  E 川

⑥ jus, juris (le pouvoir juridique)                                  F 頭

⑦ nomen, nominis (un nom de famille)                          G 時間

⑧ tempus, temporis (le temps des amours)                   H 体

ではまた今度!

Salve !
 

Zélia

答えは

①H,  ②F,  ③B,  ④E,  ⑤A,  ⑥C,  ⑦D,  ⑧G

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